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世界の中心で、愛をさけぶ

ここ数日、非常に寒い日が続きますね、お変わり有りませんか?私の方は体調も何とか戻りまして、仕事の方もボチボチとこなしているところです。
さて、先日テレビで「世界の中心で愛を叫ぶ」が放映されました。小説が非常にできが良かったので期待が高かった一方で、上手く映画化されているかどうかが不安で、見るのをためらっていた映画でした。


高校時代につきあっていた女性が、白血病で亡くなるという精神的に傷を負った青年が、長い時間を掛けて、その死を受け容れていくという、「死」をテーマに扱った映画。


結婚を前にして、昔の彼女の死ときちんと向かい合っていなかった主人公。かつて病床に伏せっていた彼女と交換していた、カセットテープを使ったボイスメール。その存在に気づき、一本一本聞き返す主人公。一本聞き、また一本と。あのときあの瞬間、そこに存在していた彼女は、もういないことを再認識していく。あまりに痛々しい主人公、そこまでしないと彼女の死を受け容れることができないのか?確かに、人間は自分にとって大切な人が亡くなったとき、その死を受け容れるということは、容易なことではないのでしょう。しかし、あまりにも残酷な描写。

小説では、その主人公の苦しみを前面に打ち出すのではなく、ひたすら押さえて描写することで、その悲しみを引き立たせ、むしろ主人公の愛の深さを描き出す事に成功しています。そういった意味で、小説が「愛の物語」であったのに対し、この映画は「死の物語」であると思う。原作と映画では、あたりまえと言えばあたりまえなのですが、別物であることを教えてくれました。

<今日は久しぶりに、神保町まで>
少々用事があり、神保町まで行ってきました。しばらく来ていませんでしたので、あちらこちら随分様変わりです。でも、お気に入りの、書店は相変わらず、そこに鎮座していました。
田村書店

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