ホテル・ルワンダ 大国の都合
少し早めに仕事を終えて、職場の近くにある映画館で、映画を見てきました。たまたま上映していたのは「ホテル・ルワンダ」。アフリカの小国の内乱の様子を扱った作品。民族紛争の中、大量虐殺から沢山の人の命を救った、ホテルの支配人の物語。
この手の作品はあまり興味が無く、どちらかというと見ない作品。しかし、興味を持ったのは、以前読んだ「ノーム・チョムスキー」という本の内容から。チョムスキーといえば、MITの教授であり言語学をコンピュータの分野に持ち込んだ人として有名(だと、私は思っているw)。その人が、どういう訳か反戦を、母国であるアメリカに対して唱えている。彼の論議によると、アメリカが対外援助した国は、その後、国家として崩壊している、とのこと。
いくつか挙がっている例として、「アフガニスタン」。スタローンのランボーの時期は対ソ戦略の基点として、大切にされていたが。冷戦崩壊後は、アフガンはアメリカの目の上のたんこぶとして、ひたすら抑圧の対象でしかない。
映画「ブラックホークダウン」でも有名な「ソマリア」。これも内戦に対するアメリカの軍事介入。その後、アメリカ軍が撤退した後は、国家は崩壊。無政府状態が続き今に至る。
イスラエルに対して軍事援助を行い、パレスチナに対してやっている中東戦争は、いかに考えようともパレスチナに対するテロ行為以外の何者でもない。
今回の映画の舞台である、ルワンダで対立している二つの部族も、その対立のきっかけは第一次世界大戦後に統治したベルギーに取って都合が良かったかららしい。
確かに、民族間紛争の報道はテレビ・ラジオ・ネットで事欠かく事はない。しかし、こういう観点で言われたことはなかった。言われてみれば、お隣の韓国・朝鮮にしたって、アメリカと中国の戦争のとばっちりを受けただけ。一つの民族が分断され、何の言われもなく憎しみ合っている。それぞれのバックにいる大国のご都合主義によって。
あまりこういったことに対して、きちんとした意見を持たない私だが、「チョムスキー」と出逢って以来、少し気になっている。
